0歳からのリトミック+感覚あそび
親子でできる習い事としても人気のリトミック。
初めての習い事にもおすすめです。
リトミックは、こどもの音楽性と考える力を育てます。
ではどんなレッスンをして、どんなふうに成長していくのでしょう。
0歳児クラス
●全身で音楽を感じながら、いろいろな音に親しむ
6ヵ月頃は、寝返りも上手にでき、早い子はおすわりをしたり、歯が生えたり・・・
ますます成長が目に見えてわかる時期ですね。
人見知りが始まる子もいますが、これもパパママのことを認識している成長の証ですね。
レッスンでは、パパママに中心となって活動してもらいます。
ピアノの音を聴いて動いたり、お歌をうたいながら、手足を動かしてあげたり。
ピアノに合わせて抱っこして歩けば、赤ちゃんは心地よいリズムを感じることができます。
ゆっくりのテンポの曲でパパママがゆっくりあるけば、それが赤ちゃんにも伝わります。
こうして様々な刺激を外から与えてあげることにより、その経験は積み重なっていきます。
それがあふれ出すと、自分からやってみようと思う時がくるのです。
それをあせらずゆっくりと見守ってあげることが大切です。
まだ赤ちゃんは何もわからないなんて思わないでくださいね。
言葉もわからない分、感覚はとても鋭いんですよ。
パパママの気持ちも敏感に感じるこの時期は、パパママが安心して楽しく参加することが何よりも大事です。
1歳児クラス
●たくさんのまねっこをしながら、自分でできた!を経験
歩けるようになり、ことばも少しずつ出てきます。
でも個人差が大きいのもこの時期です。
そしてまねっこが上手になります。
1歳児はまねっこの天才ともいわれます。
いいことも悪いこと(?)もなんでも真似をしたがります。
レッスンでは、引き続きパパママとのふれあいを大切にしますが、
自分でできることも増えてきます。
音の高低、強弱、速い遅いなどを体験し、
音楽のニュアンスなども感じとります。
リズムに合わせてお返事ができるようになったり、
高い音が聴こえたら手を上げる、
低い音が聴こえたら床に手をつくなどの表現をしたり、
言葉を言いながらリズムを叩くこともできるようになります。
お友だちとの関わりも出てきて、
何やらお話をしたり、「どうぞ」「ありがとう」
などのコミュニケーションをとる姿も見られます。
リトミックは、音楽の基礎も学ぶと同時に、
コミュニケーション能力も育みます。
この時期は感情も豊かになる反面、イヤイヤも出てくる頃。
程度の差はあれどどの子も通る道。
ついお友だちと比べてしまうこともあるかもしれませんが、お子さんの個性を認め、成長を共によろこびましょう!
2歳児クラス
●いろいろな動きを経験しながら、数や言葉にも親しむ
まだまだ続く反抗期・・・
でもレッスン中と行き帰りだけは、怒るのはお休みにしてくださいね。
2歳児は運動能力がめざましく発達します。
記憶力や社会性も発達します。
いつも読んであげている絵本を、字も読めないのに自分でめくって読みだした!なんてことはありませんか?
レッスンでは、引き続きまねっこをしながら、よい刺激をたくさん受け、音楽的経験をさらに積んでいきます。
少しずつママのおひざから離れ、おともだちとの交流もさらに増えます。
音楽に反応しながら自分の表現を楽しみ、すぐに次の活動へと移る力を育みます。
身近な生活や遊びをテーマにした活動で想像力を引き出し、いろいろなリズム、音の聞き分けなども取り入れていきます。
パパママは、1人でできるところは見守り、お子さんが求めてきた時はそれを受け入れ、いっしょに参加してくださいね。
感覚あそびってなあに?
様々な感覚を脳で整理することを『感覚統合』と言います。
例えば、【ごはんを食べる】という行動ひとつでも、
身体のバランスをとる『前庭覚』と、筋肉感覚の『固有覚』が育って初めて、姿勢を保ってイスに座ることができます。
手や指などの末端の感覚も発達していくことにより、スプーンを持ってごはんをすくえるようになります。
ボディイメージがはっきりして、自分の口の位置がわかると、そこに上手にごはんを運ぶことができます。
『食事をする』ということだけでも、かなりいろいろな感覚が働いているのです。
そのうちのどれかの感覚が育っていなかったりバランスが悪いと、イスにじっと座っていられなかったり、お皿からこぼれたり、というようなことが起こります。
うちの子困ったな…と思う時は、この感覚統合がうまくできていないことが原因かもしれません。
本来子どもは、生活や遊びの中で自然に感覚統合を繰り返して成長しますが、近年は外遊びの現象やスマホの普及などにより急激にこの機会が失われています。
そこで、感覚統合あそびを音楽を使って、楽しくやろうというのが、リトミック・プリュの感覚あそびです。